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レンタルオフィスのメリット・デメリット

レンタルオフィスのメリット・デメリット

独立したばかりの起業家のオフィス賃料削減利用として一般的になったレンタルオフィスですが、そのメリット、デメリットについてのまとめです。

レンタルオフィスのメリット

共用設備の充実

コピー機・プリンターなどのOA機器や、受付・会議室など入居者同士で共有できるものについては、予め用意されているので、入居者側で揃える必要がない。

入居時の保証料など初期費用を抑えれる

おそらくこれは圧倒的なコストメリットになると思いますが、通常、不動産屋さんを通して物件を借りる一般的な方法だと、契約に際して保証料として月額賃料の6ヶ月分程を払う必要があります。(中には1年分を求めらられるケースも)例えば月額20万円の賃料だと、保証料だけでナント120万円です(6ヶ月計算)レンタルオフィスの場合だと、初期費用は賃料の1か月分ぐらいや、あるいは無料のところもあり、各段に押さえることが可能です。

デスク・チェアなどのオフィス家具を用意する必要がない

デスク・チェアなどを普通に何人分か購入すると、10万円なんてあっとういう間に超えてしまいます。起業当初はなるべくコストを抑えたいもの。レンタルオフィスの場合は、デスクや・チェアなどはあらかじめ用意されている場合もあり初期コストを抑えられます。また普通に不動産屋で借りると、室内を整えるために発生してまう内装費なども、レンタルオフィスであれば予め整備されているので発生しません。

無線LAN完備で、入居当日からすぐに仕事ができる環境

無線LANや、デスク、チェアなど仕事をする上で、必要なモノは最初から揃っているため、パソコン一台持参すればすぐに仕事ができます。

経費上の手間が軽減

個別で、不動産やを通して物件を契約すると、電気・水道・光熱費などの手配はもちろん、入居後も、水道光熱費などは、それぞれの業者から請求が来きます。ただ、レンタルオフィスであれば、光熱費なども予め月額賃料の中に含まれており(共用費という名目になっている場合も)

契約期間を調整できるので、会社の急な変化にも柔軟に対応できる(=起業・独立したての会社には最適)

独立当初は、どうしても売上の見込みも立てにくいもの。独立したら仕事をくれると言っていたはずの人が、いざ独立してみると仕事をくれない、大口のお客さんが他社に流れた・・・などなど、キャッシュも少ない独立当初は何かあったときにリスクヘッジできる準備も大切です。レンタルオフィスは契約期間も柔軟性があるので、スモールスタートには最適です。

立地の良さによるメリット(=信頼に繋がる)

自宅兼オフィスの場合、名刺交換の際に「○○マンション201号室」だと、どうしても自信を持って名刺を渡せませんし、また自宅の住所を公にすることでセキュリティー的にも心配です。その点、レンタルオフィスは、基本的に名前の知れた一等地と呼ばれる場所に建てられているケースが多いです。名詞に「銀座3ー○ー2」や「港区南青山1-○ー○」などとあれば、それだけで相手の印象も良くなります。またアクセスが良いので時間の短縮になり、営業で出かける際や、来社の際も便利です。

登記の手続きや、弁護士・会計士・労務士、経営コンサルタントの紹介など、サポートサービスによるメリット

レンタルオフィスは、オフィスの提供だけではなく、付随サービスとして、会社設立時の当期手続きや、会計士などの会社を運営する上で必要になってくる各種専門分野をサポートしてくれるコンサルタントなどを紹介してくれたりします。

レンタルオフィスのデメリット(問題点)

会議室の予約が取れない場合も!?

レンタルオフィスによって、会議室の数、そして予約の混み具合も様々です。急に打ち合わせが入った場合に、会議室の予約が取れない、といったこともありえます。内覧の際は、会議室混雑状況の状況についてはしっかりとヒアリングしましょう。

変動費をコントロールしないと意外と金額が高くなることも!?

会議室の利用は有料にしている場合が多いです。そのため、あまりお金のことを気にせず、「とりあえず会議しようか」のような感じで気軽にバンバン借りて、そして気が付けば3、4時間経過・・・。なんてことが続くと、結構な金額になる場合があります。少人数での会議の場合は、カフェのほうが安くつく場合もありますので、そのあたりはうまく活用しましょう。

プライバシーの問題

1フロアをパーテーションで区切っているため、隣接する部屋との距離が近く、また壁も薄いことから、どうしても声などが漏れる場合があります。レンタルオフィスである以上、ある程度仕方がない点でもあるので、聞かれては困るような重要な話の際は、オフィスを出て話すなど、工夫する必要があります。

ネット上で悪くかかれていないか!?

レンタルオフィスは、バーチャルオフィスも兼ねている場合もあり、そのような住所貸しサービスも含めると、同じ住所の同じ階に借りている法人は、ものすごい数になります。バーチャルオフィスを借りている業者の中には、良い企業ばかりでもないので、そんな好ましくない業者に対して、「この業者の住所はここだ!」ということでブログなどに書かれている場合があります。もちろん、良くない業者は一部なのですが、自分の借りている住所を調べたら、そんなブログ記事が出てきたら、気持ちの良いものではありませんよね。借りる前には、住所をググって、1ページ目にそのようなブログがないかチェックしておきましょう。

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オフィスサーチ.biz 編集部

日本全国、300以上のシェアオフィスに実際に足を運び、使い勝手などを体験したシェアオフィスマニアが記事を執筆/監修。趣味が高じて宅地建物取引士の資格も取得。当サイトではシェアオフィスの現地取材、詳細な体験レポート・徹底解説記事などでオフィス選びの一助となるコンテンツを発信します。

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