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起業する前にクレジットカードを作っておいたほうがよい理由

独立するとクレジットカードが会社経営において役立つケースがよくあります。
理由はクレジットカードの支払スパンのタイムラグのおかげで会社の「資金繰り」を助けてくれるからです。今回は独立時におけるクレジットカードについての話です。

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突然ですがクイズです。

「会社員」と、「独立間もない社長」の違いは何でしょう??

何にフォーカスするかによって答えも当然変わってきますが、「金融機関」から見た場合は明確な違いが一つあります。

それは「信用」です。

会社員は、所属している会社がありますので、その会社が後ろ盾となって信用が担保されます。一方、独立したばかりの社長は、会社は設立したばかりなので会社は信頼を担保するものにはなりません。

会社員時代にはスムーズに通っていた金融審査も、独立すると通らなかったという話をよく聞きます。不動産購入においてもそうです。基本は3年間黒字経営を続けていないとローンが通りくいという話もよくあります。

会社経営においてはキャッシュが大事なのはもちろんですが、お金の流れには「入る流れ」と「出る流れ」の2つがあります。そしてこの2つの流れにはタイムラグがあります。

例えば、お客さんが商品を買ってくれて、2月に売上を上げたとしても、支払スパンは2か月で、実際に販売した商品の入金があるのが4月なんていうケースもあります。このタイムラグがクセモノであり、この空白の期間中に大きな仕入れが発生したりすると資金繰りが苦しくなるケースなどがあります。場合によっては黒字倒産ということもあります。売上は上がっているのに入金がまだ先のため手元のお金が尽きて倒産、ということですね。グングン成長している会社においては、仕入れもどんどん膨らみますから特に注意です。

なので、相手からの入金はとにかく早く、逆に自社から相手への支払いはとにかく遅く、というのが商売の鉄則です。そしてこの自社から相手への支払いは遅く、という点において役立つのがクレジットカードです。クレジットカードはその場で決済をしても実際に引き落とされるのは1ヶ月後だったりしますので、支払いを伸ばすことができ、その間は、お金を自社に残したままにできるのです。

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クレジットカードで支払えるものは、出来るだけクレジットカード決済にしたほうがよいでしょう。そしてこのクレジットカードも注意が必要なのが「上限金額」です。クレジットカードには基本的に上限金額が決まっています。ダイナースやアメックスのセンチュリオンなどは「上限金額がない」と言われていたりますが、正確には「”一定”の上限金額がない」ということになります。つまりカード利用者全てに「統一された一定」の上限金額はなく、利用実績などに応じて利用者毎に与信枠が設定されます。

この上限金額は当然多いほうがよいわけです。上限金額は利用金額の実績を積み重ねていくと増えていきますが最初のうちは上限金額も少ないでしょうから、ある程度のクレジットカードの「枚数」を保有することで、トータルとして上限金額の絶対額を確保するというやり方があります。

独立するとカード審査も厳しくなりますから、独立する前の会社員時代に個人のカードは作っておくのがベストです。そして会社を設立すると今度は法人カードを作るわけですが、法人カードも独立当初は審査に通らないケースもよくあります。

個人的な経験としては、起業前は勤め先の信頼を後ろ盾に(笑)、個人で楽天やアメックスなどのいくつかのクレジットカードを作り、そして独立後の会社のビジネスカードについては、以下などを申込みし、そして審査も無事通って、会食やビジネスで必要な備品等々の決済でよく使ってました。

・楽天カード

これから起業される方、そして既に起業して経営者になっている方は参考にしてみて下さい。

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オフィスサーチ.biz 編集部

日本全国、300以上のシェアオフィスに実際に足を運び、使い勝手などを体験したシェアオフィスマニアが記事を執筆/監修。趣味が高じて宅地建物取引士の資格も取得。当サイトではシェアオフィスの現地取材、詳細な体験レポート・徹底解説記事などでオフィス選びの一助となるコンテンツを発信します。

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