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オフィス探しで見かける坪単価。丸の内・大手町・銀座・六本木など人気エリアの坪単価相場も高いようだけど‥
賃貸オフィス物件の広告を見ていると「坪単価」という言葉がよく出てきます。
ほかにも、「このエリアの平均的な賃貸オフィス物件の坪単価は40,000円くらいですよ!」という感じで坪単価という言葉が使われたりします。
レンタルオフィスを紹介するポータルサイトでも、ときどき見られる表現ですね。
聞きなれない人は、「どうして坪単価なんていう表現をするの?賃料はいくらなのかがわかれば十分でしょ」と思うかもしれません。
しかしオフィス物件の価値を見極めるには、やはり「坪単価」を無視することはできないでしょう。逆に言えば、坪単価が意味するものを知っておいたほうが、より良いオフィス探しができるということになります。
坪単価ってなに?
賃貸オフィス物件における坪単価とは、1坪あたりの賃料のことです。
1坪はおよそ3.3平方メートル。畳でいえば、だいたい2畳分の広さです。
坪単価10,000円・広さ10坪の賃貸物件なら、賃料は100,000円という計算になるわけです。
坪単価20,000円・広さ5坪の賃貸物件ならば、賃料はやはり100,000円になります。
わざわざ坪単価を表示する意味とは?
先ほど例にあげた10坪の物件も5坪の物件も、賃料は同じ100,000円です。
ただし広さはかなり違いますね。
「ということは、おそらくこの2つの物件は土地の値段がだいぶ違うんだろうな」
「5坪のほうは駅からすぐの物件みたいだから、狭くても賃料が高いというわけか」
こんなふうに読み解くことができますよね。
つまり賃料が同じであっても、さまざまな条件によって賃貸物件の価値には違いがあるということです。
その価値の違いが一目でわかる指標が「坪単価」なのです。
つまり「坪単価とはそのオフィス物件やオフィスビルのグレードを示すもの」ということもできます。
坪単価が高いオフィス、低いオフィスの違いは?
では坪単価を影響を与える要素としてはどのようなものがあるでしょうか?
土地の値段
坪単価を左右するのは、主に土地の値段です。
例えば東京都内なら、丸の内、大手町、銀座、六本木などの坪単価は高いです。小規模オフィス物件の場合、丸の内・大手町なら40,000円、銀座なら30,000円、六本木なら25,000というところです。
反対に八王子のような都心から離れている地で賃貸オフィス物件をみてみると、坪単価は15,000円とか、10,000円を切るものもあります。
東京都の場合なら、都心5区・主要5区と呼ばれる中央区・千代田区・港区・新宿区・渋谷区あたりは坪単価が高く、これらのエリアから離れるほど低くなります。同じエリアでも、駅からほど近くてハイグレードオフィスビルに入っている物件のほうが坪単価は高くなり、中心地から離れるにつれて低くなります。
ビルのグレード
耐震設計や設備も最新式で見た目にも高級感があるハイグレードオフィスビルは坪単価が高くなります。
築年数がだいぶ経過したオフィスビルの場合、坪単価は低くなります。
需要や人気が高いエリア
なんらかの理由で需要が高まって人気が出ているエリアの物件は、坪単価が上昇します。
たとえば新しくハイグレードな大型のオフィスビルができると、そのビルに入居する企業と取引のある企業は、近くへの移転を考えます。そのような企業が増えて需要が高くなると、それに比例して坪単価も高くなります。
ところが需要を見込んで新しいオフィス物件が大量に出回り、需要と供給量のバランスが落ち着いてくると、坪単価も下降に転じることがあります。
個人事業主にとってオフィスは、取引先からの信頼度や印象を決める看板のようなものです。同時にオフィスの立地や広さは、仕事の進めやすさを左右するもの。坪単価の意味する物件の価値を意識しつつ、自社に最適なオフィスを慎重に探したいですね。
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