オフィスの選び方

レンタルオフィスは防音に優れる個室が人気!1人用個室も増加中

この記事はレンタルオフィスの防音を気にされている方や、その対策として個室を借りたい考えているけど実際のところを知りたい!とお考えの人におすすめの記事となっています。

防音対策をしているレンタルオフィスの個室が好まれる理由

カフェで香りのよいコーヒーを片手に休憩していたら、後ろのテーブルから、仕事の打ち合わせをしている声が聞こえてきた。

こんな場面に遭遇した経験をお持ちの方は、きっと多いと思います。取引先の企業がもし、こんなふうにオープンな場所で打ち合わせをしていて自社の情報を平気で外に漏らしていたら・・・と考えてしまいます。

最近でははっきりと、「カフェでの打ち合わせはやめて欲しい」と取引先に厳しく釘を刺す企業もあるそうですね。情報漏れのリスクを少しでも軽減するためには、当然のことだと思います。

【参考】防音性の高い大手運営会社のレンタルオフィスはこちら ※防音重視なら完全個室のレンタルオフィスがおすすめ

オフィス内でも音の問題はますます注目されています

オフィスのレイアウト変更や設備工事を行っているある企業では、防音対策強化の相談が2011年に比べて5倍近くまで増えているそうです。

この企業は2015年に、オフィスでの音漏れに関するアンケートを行いました。その結果、多くの企業でオフィスでの音漏れに関して次のような問題が認識されていることがわかりました。

・社内会議をしているとき、廊下や隣室への音漏れが気になって会議に集中できないことがある

・応接室で商談中に会話の内容が外へ漏れていないか気になって、安心して商談に集中できないことがある

・とくに役員や部長クラスの8割が、そのような会話漏れの問題を気にしている

また「執務スペースで向かい合った席の人が電話をしていると、会話の声が気になって仕事に集中できないことがある」という悩みをもつ企業も少なくないようです。

この場合は会話の内容が漏れるという心配よりも、集中力を保つことができずに業務効率が下がるという問題ですね。

会話漏れ問題を認識している企業は取引先の防音対策にも注目しています

企業だけでなく個人でも、情報セキュリティーの強化が求めらている時代です。

個人事業主も業種や取引先によっては、情報漏れのリスクを常に考え対策を講じていることをアピールすることが求められるでしょう。情報セキュリティーというと、パソコン・スマホ・タブレットなどの対策ばかりに注目しがちです。ウィルス対策ソフトやOSのアップデート、そしてメールに添付された怪しい添付ファイルやURLをクリックしないなどがあげられますね。

しかし人間の会話にも、たくさんの、そして重要な情報が詰めこまれているものです。会話漏れによる情報漏れリスクを認識し対策を講じている企業は、取引先にも同じようなリスクの意識があるかをチェックしているでしょう。

レンタルオフィスは完全個室と半個室どちらにする?料金とオフィス環境の良さは比例。防音への優先度を整理しよう

レンタルオフィスはビルのフロアをドアや間仕切りで区切って、個室や半個室を作っています。

そこにさまざまな業種の企業や個人が集うことで、思いがけないビジネス上のつながりが生まれ、新たな発想が生まれたりするのも魅力です。

しかしそこには同業他社・競合他社がいるかもしれません。当然、その取引先も競合関係にあるはずです。慎重な情報管理が求められるビジネスならば、このようなレンタルオフィスの特徴を十分に認識しましょう。個室や会議・応接室のドアや壁の防音性能を高めているレンタルオフィスもあります。

レンタルオフィスの契約では、完全個室にするのか半個室・シェアオフィスにするのかを決めなければなりませんが、会話漏れ対策の有無も判断基準になりますね。

「料金の面だけを考えれば天井部分がオープンになっている半個室タイプでもいいけど、天井まで仕切られた完全個室にしたほうが顧客の信用度が高くなるな」なんていうことになるかもしれません。

アドバイスとしては、防音面を気にする人は、天井まで仕切られた完全個室がマストになります。半個室の場合は、上部が開いているため、声は筒抜けです。

また完全個室であっても、壁に防音対策の素材を入れているかどうかなどによっても、隣席や廊下への声の伝わり方(防音状況)は変わってきます。ハイグレードなオフィスになると、防音対策として、人の声を認識され辛い音に変換する装置を導入しているレンタルオフィスまであります。ここまで対策しているレンタルオフィスは非常に珍しいですが、内覧の際に、どのような防音対策が施されているのか聞いてみるとよいでしょう。

【参考】防音性の高い大手運営会社のレンタルオフィスはこちら ※防音重視なら完全個室のレンタルオフィスがおすすめ

デスク用吸音パーテーションが周囲の席からの声を吸収しますよ

先ほど、「執務スペースで向かい合った席の人が電話をしていると、会話の声が気になって仕事に集中できないことがある」という声を紹介しました。この悩みは、防音対策に力を入れているレンタルオフィス内でも発生する可能性がありますね。電話による打ち合わせが多い会社の場合は、向かい合った席だけでなく隣の席からも声が聞こえてきて集中力に影響するかもしれません。

そのような悩みがあるならば、「デスク用吸音パーテーション」や「吸音パネル」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。デスク上に簡単に設置することができ、周囲の音を吸収してくれますから気になる雑音が軽減され、オフィス環境がよくなるはずです。

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オフィスサーチ.biz 編集部

日本全国、300以上のシェアオフィスに実際に足を運び、使い勝手などを体験したシェアオフィスマニアが記事を執筆/監修。趣味が高じて宅地建物取引士の資格も取得。当サイトではシェアオフィスの現地取材、詳細な体験レポート・徹底解説記事などでオフィス選びの一助となるコンテンツを発信します。

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