オフィス環境・生産性

レンタルオフィスは家具付きも多いが、相談の上キャビネットを持ち込めるケースも

レンタルオフィスは家具付きが多い印象。しかし収納が足りない場合は自前のオフィスキャビネット持ち込みOK?

レンタルオフィスの良さは、PCさえ持ちこめばすぐに仕事ができるところです。

オフィス家具がひと通り備えられているところは多く、デスクやチェアのほかにキャビネットも準備されていたりします。ただし備え付けのオフィス家具だけでは足りない場合、契約後に追加でレンタルするか、お好みのものを持ちこむことができます。

オフィス家具だけではなく、お好みの絵画、写真、観葉植物などを置いて個室に自分のカラーをプラスすれば、さらに快適な空間になると思います。

オフィス家具の持ちこみは、必ずスタッフに事前確認しましょう

レンタルオフィスの個室はカーペットや壁の色を変えることはできません。しかしお好みのオフィス家具などを追加すると、それぞれのお部屋の雰囲気がずいぶん変わります。お仕事の効率化やモチベーションアップのために、ぜひご自身にとって最適な環境をつくっていくことをおすすめします。

ただ、オフィス家具などを持ちこむ場合は問題がないかどうかを念の為、準備前に受付スタッフに確認しましょう。レンタルオフィスの受付スタッフに寄せられる質問で多いのが、キャビネットの持ちこみです。キャビネットにもいろいろタイプがあり、業種や業務スタイルによって最適なものが違ってきます。

用途別に使い分けたい5種類のキャビネット

オフィスでよく使われるキャビネットの基本形状は5種類です。複数の型を組み合わせた大型のキャビネットもあります。

またオープン型以外にはそれぞれ、鍵付きタイプと鍵なしタイプがあります。レンタルオフィスはセキュリティー対策もしっかりしているところが多いですが、さらに厳重に管理したいならば鍵付きタイプをおすすめします。

オープン型キャビネット


扉がなく、書籍や書類などをすぐに出し入れできるタイプです。頻繁に確認・調査したいことが書かれている書籍の保管に最適。また気軽に手にとってもよいものを飾ることもできます。セキュリティーレベルは低くなるので、個人情報や重要事項が書かれた書類の保管には適していません。また大きな地震が起きると中身が飛び出して、手前のデスクやそこに座っている人にぶつかったり床に散らばるおそれがあります。

両開き扉型キャビネット


扉部分にガラス板が入っていて中身の一部が見えるタイプのものと、中身が完全に見えなくなる扉のタイプがあります。扉の開閉のためのスペースを考慮して、オフィスレイアウトを考える必要があります。

引き違い扉型キャビネット


このタイプも、扉部分にガラス板が入っていて中身の一部が見えるものと、中身がまったく見えないものがあります。扉を横にスライドさせて開閉しますから、それほど広くない空間でも快適に使用できます。ただ、キャビネットの中央部分に入れた書類などは、出し入れが少し面倒になる場合があります。

ラテラル型

<写真:ラテラル型キャビネット>

ラテラルは、「横の」とか「平行した」を意味する英単語。つまり引き出し型のキャビネットです。機密性を必要とする書類を年次ごとに整理して大量に保管する用途で、よくオフィスで使われます。扉の開閉のためのスペースが十分に確保できれば、3段くらいのラテラル型キャビネットを部屋の中央あたりに配置して仕切りとして使うこともできます。またキャビネットの上に装飾品物を置くこともできます。

サイドキャビネット


デスクの下や横に置いて使う、引き出し方の小型キャビネットです。他のタイプは社員みんなで使うのに適していますが、サイドキャビネットは個人の書類や小物を収納するのに適しています。サイドキャビネット歯磨きセットやおやつなどを保管している人も、多いのではないでしょうか?

これらのオフィスキャビネットは、インターネットで簡単に探して購入することができます。またレンタル業者もたくさんありますから、目的に合わせてチェックしてみるとよいでしょう。キャビネットを選ぶときは必ず、サイズをよくチェックして実際に個室のどこに置くかをイメージしましょう。メジャーを使い、「どこまでスペースがふさがるか」や「入り口のドアを開けてもぶつからないか」などの使い勝手を考慮することが大切です。

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オフィスサーチ.biz 編集部

日本全国、300以上のシェアオフィスに実際に足を運び、使い勝手などを体験したシェアオフィスマニアが記事を執筆/監修。趣味が高じて宅地建物取引士の資格も取得。当サイトではシェアオフィスの現地取材、詳細な体験レポート・徹底解説記事などでオフィス選びの一助となるコンテンツを発信します。

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