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ベンチャー、フリーランスに『クラウド会計』が人気!人気のfreeeとマネーフォワードを比較してみた!

フリーランスや個人事業主、そして法人でも、ベンチャーから中小企業の規模ぐらいの会社にとって「会計」という作業はとても手間で面倒なものです。経理というバックヤード的作業部門ということもあり、IT化がかなり遅れていたこの領域も『クラウド会計』の誕生によって急に賑わってきました。今回はベンチャー企業の会計作業の手間を大幅に軽減させてくれるクラウド会計について紹介したいと思います。

フリーランスの人や、中小企業の社長、経理担当者は是非参考してみて下さい。

経理作業 面倒

クラウド会計は、簡単にいうと、クラウドサーバー上にある会計システムに、『半自動』で記帳していく会計サービスです。

特徴は、クレジットカード会社や、銀行などと連携しているため、普段使っている金融機関の情報を登録すると、例えば銀行へ入金があれば自動で帳簿が出来上がっていくのです。

クレジットカードも同様で、例えばスターバックスで取引先と打ち合わせをし、クレジットカードで支払ったとしましょう。そうすれば、会議費という項目で自動で記帳されていくのです。

勘定科目については、予測機能により「会議費」「書籍・雑誌費」のような形で表示されていきます。あとはそれを承認し、もし違えば別の勘定科目で登録します。例えば、スターバックスは「会議費」という勘定科目で一度登録し今後も同じルールを適用する、という設定にしておけば、、今後も同様の名前(スターバックス)でクレジットカードに引き落としがあれば、自動的に、「スターバックス=会議費」ということで記帳されていきます。

なので、銀行、クレジットカード会社などの金融機関と、クラウド会計が提携していることにより、利用者は、取引先から入金があれば自動で売上として記帳されていきますし、普段の交際費や会議費、そして文房具などの仕入れもクレジットカード決済で行えば、それらも自動で記帳されていく、というわけなのです。

冒頭で『半自動』で記入されていくサービス、と表現したのは、銀行や、クレジットカードなどを使わない、『現金』での支払いの場合は、当然自動で処理されないので、これらのみ手動で入れていくことになります。ただ、一部手動が発生するとはいえ、自動処理される部分のボリュームを考えると、会計処理の負担が驚くほど減ることは想像が付くかと思います。

そんな素晴らしいクラウド会計ですが、おすすめはというと、freeeと、マネーフォワードの2つが特に人気が高く、使い勝手でも評判の良いサービスです。

freeeは、もともと、Googleで、中小企業向けのマーケティングを統括していた佐々木大輔さんが立ち上げた会社で、大型の出資も受け、登録者数もサービス開始から僅か1年4カ月で10万件を超えています。代表の佐々木さんのgoogle時代の中小企業向けマーケティングノウハウががふんだんに入っており、例えばリスティング広告などを使ったことのある企業などには、非常にとっつきやすいサービス仕様となっています。

一方、マネーフォワードは、ソニーからマネックス証券に出向、その後転籍した辻庸介さんが代表を務める会社です。こちらは、主に切り口として、家計簿管理という「一般家庭」向けと、法人会計の「フリーランスや中小企業向け」の2つのタイプがあります。
今回の記事では、法人向けの紹介なので、一般家庭向けは割愛します。法人向けは「MFクラウド会計」という名前で提供されています。

料金の違いを見ていきましょう。
まずfreee>から。
freee_料金プラン

続いて、マネーフォワードの「MFクラウド会計」
マネーフォワード_MFクラウド会計_料金表
マネーフォワードについては、仕訳50件までの登録であれば無料で、50件を超えてからは、45日間の無料期間に突入し、その後、課金が開始という仕組みになっています。

料金で見比べてみると、freeeのほうは、個人事業主プラン980円というのが用意されているため、フリーランスや個人事業主の方は、freeeのこちらのプランを選べば安く済みそうです。年間でも12,000円以下ですからね。これで会計作業、青色申告対応の決算書まで自動で作ってくれるのであれば、価格メリット半端ないですね。

また法人利用で見比べた場合は、freeeが1,980円、マネーフォワードが、1,800円でほとんど違いはありません(180円の差)
また年間利用で見た場合は、freeeは、2カ月分が無料になるため、1,980円×10カ月で19,800円となり、マネーフォワードと同額となります。

ということで、金額の差というのはほぼないので、どちらも無料期間もあることから、どちらも試して自分にあったほうを有料プランとして使い続けるというやり方が賢いと思います。

ちなみに安全性、セキュリティー大丈夫なの!?と気にされる方もいるかと思いますが、そこは最重要課題と位置づけ各社しっかりと対応しているようです。
例えばfreeeは、通信は、金融機関レベルの 256bit SSL を採用。web口座情報はさらに暗号化により保存。他にも機密度の高い情報は、ファイアウォールによりインターネットから隔離して保存など。また、国際的な認証である TRUSTe による認証を取得。徹底したセキュリティスキャンに合格していることを表す McAfee SECURE を表示などなど。

気になる方は是非チェックしてみて下さい。

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オフィスサーチ.biz 編集部

日本全国、300以上のシェアオフィスに実際に足を運び、使い勝手などを体験したシェアオフィスマニアが記事を執筆/監修。趣味が高じて宅地建物取引士の資格も取得。当サイトではシェアオフィスの現地取材、詳細な体験レポート・徹底解説記事などでオフィス選びの一助となるコンテンツを発信します。

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