起業・独立

失敗しない独立開業の鉄則とは!?起業当初はコストを抑えるべし!

会社にとってお金(利益)はとにかく大事!「売上-経費=利益」を頭に叩き込むべし!

今回は独立開業を考えている人、既に起業していて利益を確保するために経費・コスト関連の見直しを考えている人が対象の記事です。

最近では勤めている会社を辞めて起業する人も増えてきましたが会社の生存率を見てみると極めて厳しい数値となっています。会社設立からの年数と生き残った割合は以下の通りです。設立1年で40%、設立5年で15%、設立10年で6.3%、設立20年で0.3%。

会社の生存率を身近に当てはめてみるとよりリアルになりますが、例えば知人が10人独立したらその中で1年後も続いているのは6人で、残りの4人は倒産しています。更に5年後になると生き残っているのは僅か1、2人だけということなのです。

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ただ、こういうデータを鵜呑みにするのもよくありません。きちんと真面目にそして真っ当なやり方で会社経営しているところは継続的にビジネスを行っていたりするものです。またコスト意識が高い経営者程、堅実な経営をし、逆境にも耐え会社を伸ばしていたりします。

独立して意外にうまくいったと思って飲み代をたくさん使ったり、車を買ったり、明確な担当業務も定まらないままなんとなくビジネス拡大のためにと人を採用したり、そうこうしているうちに膨らむコスト以上の利益を確保できずに倒産、というケースが意外に多かったりするのです。

会社経営をしていると予期せぬことはいろいろとあります。取引先が倒産したり、大口のお客さんがなくなったり、不足の事態が起きても立て直すまでの当面のキャッシュを確保しておくことが大事です。そのためには上手くいっているときも気を引き締め粛々とビジネスを進めていく必要があります。

「売上-経費=利益」というあまりにも当たり前の図式ですが、ついつい忘れがちだったりしますので、たとえ会社の規模が小さかったとしても定期的にこれらの図式を元に、具体的にどういう取引先でいくらぐらいの売上が上がっていて、またどういう項目の経費・支出がいくらぐらい毎月抜けていっているのかといったことを見返すと良いかと思います。

また例えば独立間もない頃は毎月20万円の利益が上がる仕事を取ってくるのも結構難しかったりしますが、本来発生する20万円のコストを削減することは出来たりします。経費を毎月20万円削減するということは、言い換えれば毎月20万円の利益を上げるのと一緒なのです。

この意識があれば抑えられるコストは極力抑え、利益を最大化させることに努める意欲もわいてきます。

すぐにでも実施できる。コスト削減が可能な項目

利益を上げようと思うとお金を頂く相手先あっての話になりますからやはり時間もかかってきますが、コスト削減であれば自社内での判断だけで実行できたりしますから比較的容易に手を打つことができます。そこで、すぐにでもできるコスト削減項目というのをいくつか紹介したいと思います。

オフィスコスト

やはりなんといっても固定費でインパクトのあるものといえばオフィス費用です。もしあなたの会社が1人、もしくは20名ぐらいまでの規模で検討しているのであればレンタルオフィスを検討してみると良いでしょう。

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レンタルオフィス利用のメリットとしては以下が挙げられると思います。

●オフィスコストを抑えられる。シェアオフィスタイプなら月額1万円未満のもあり、また個室タイプも5万円前後から用意されているオフィスもあります。
●敷金・礼金の費用を抑えられる。普通のビルを借りると敷金だけで6カ月分などかかってしまいますが、これらのコストを抑えられます。
●改装費などが要らない。普通のオフィスを借りると受付のテーブルを用意したり、壁のデザインなど内装費が数百万ぐらいかかるケースもあります。
●一等地を借りれる。普通では借りれないような一等地の立派なビルを借りれます。
●来客があっても安心。オフィスが立派なので見栄を担保することが出来ます。雑居ビルでは信用も失いますがそれを避けることができます。

レンタルオフィスは参入企業も増えベンチャー企業のオフィスとして今では当たり前になってきましたが、一方でレンタルオフィス運営のノウハウが乏しい企業が新規参入し上手くいかず運営停止の事態に陥り入居企業も出ていかざるを得ないというケースも増えているようです。

なのでそういうリスクを避けるためにある程度規模がある運営企業を選ぶほうが良いでしょう。

大手企業として代表的なものはリージャス、サーブコープなどがあり、東京、神奈川、愛知、大阪、福岡などの主要都市はもちろんその他のエリアでも展開していますので自分が希望するエリアの拠点をチェックしてみると良いでしょう。

リージャスの最新オフィス一覧の詳細はこちら

会社の固定電話番号(03)もスマホで持ち歩ける

普段使う電話はジワジワと固定費を圧迫させていきますからここは徹底的にコスト削減するべきです。

電話というインフラ部分の切り替えは腰が重くなりがちですが、毎月のものなので一度どのぐらいのコストメリットがあるか試算してみて、通信料の削減ができるのであれば是非実施したほうが良い項目です。

電話のコスト削減については、「ナイセンクラウド」というサービスがありますが、支店間の電話をクラウド化することによって電話料金を0円にします。

またレンタルオフィスに入居する企業などとは特に相性が良いですが、固定電話番号(03、06、050、0120、0800など)をスマホで発着信することが可能です。

これは結構便利な機能です。

名刺に記載の連絡先が携帯電話番号だけだと信頼性も担保できませんから、ビジネスをする上でどうしても03などの固定電話番号も設置する必要があります。ただ03の固定電話を引いた場合は外出している際に電話に出れず「この会社いつも留守だな。大丈夫かな。。」と思われるとビジネス上よくありません。

これらを解消するサービスになります。固定電話も今や固定ではなくスマホで持つ時代なのです。

>>(参考)「ナイセンクラウド」のサービス概要が分かる動画

FAX。インターネットFAX導入により時間的効率性UPとコスト削減を同時に実施。

実はFAXもコストを抑えられる対象です。FAXは機器代、紙代、通信代などがかかりますが、FAXをインターネット化することでこれらのコスト削減が可能になります。

またネット化することで、オフィスにいなくても外出先のパソコンからいつでもFAXの送受信が可能になります。

シェアの時代、ITの時代だからこそ、うまく活用すればコストを最小限に抑えながら、効果を最大化することも可能です。是非うまく活用してみて下さい。

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オフィスサーチ.biz 編集部

日本全国、300以上のシェアオフィスに実際に足を運び、使い勝手などを体験したシェアオフィスマニアが記事を執筆/監修。趣味が高じて宅地建物取引士の資格も取得。当サイトではシェアオフィスの現地取材、詳細な体験レポート・徹底解説記事などでオフィス選びの一助となるコンテンツを発信します。

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