目次
- 1 JRだからこそ出来た「駅ナカ」シェアオフィス。実証実験の開始時刻と同時に体験してみた!
- 2 「JR新宿駅」改札そばにブース型シェアオフィスが4つ出現!人通りは相当多い場所だが防音面は?
- 3 事前予約を済ませたら、スマホでQRコードを読み取って入室!結構簡単に入れた!
- 4 JRのシェアオフィス。室内は1名用完全個室。結構集中できた!
- 5 Wi-Fi速度は28M。数値的には思ったより高くないが動画閲覧も含めて実際に使う分には問題なし
- 6 足元には暖房機能も!夏場はクーラー?
- 7 公共交通機関のJRらしくユニバーサルデザインのシェアオフィス
- 8 人の視線は気になる? 結局JRのシェアオフィスは集中できるの?
- 9 JRの「駅ナカシェアオフィス」まとめ
JRだからこそ出来た「駅ナカ」シェアオフィス。実証実験の開始時刻と同時に体験してみた!
働き方改革などの流れを受けて何かと話題の「シェアオフィス」。
シェアオフィス事業に参入する企業も業種問わず増えてきています。
そのような中で「JR」もついに動き出しました。
JRが展開するのはなんと「駅ナカ」のシェアオフィス。
シェアオフィス運営においては「駅距離」は重要な要素の一つです。そんな「駅徒歩〇分」の戦いにおいて絶対的な存在となった「駅ナカ」シェアオフィスはJRだからこそ実現した最大の差別化点と言えるでしょう。

日本全国のシェアオフィスを体験記形式で紹介する当サイト「オフィスサーチbiz」でも多数のシェアオフィスを取り上げていますが「駅ナカ」は初ですね。
日々の生活シーンに溶け込んだ「駅」。その駅の中にあるシェアオフィス、果たしてどのようなものなのでしょうか?
まずは実証実験でユーザーの反応を探る。フィードバックを活かしてどういう形で正式OPENするのかに注目!
JRのシェアオフィスは11/28日から約3ヵ月間、実証実験として無料で解放されます。
場所は東京駅、品川駅、新宿駅の3箇所。2020年度末までに30拠点に拡大させる計画とのこと。このあたりの拠点数はソフトバンク出資で話題のWeWorkを連想させますね。
>>(参考記事)「駅近」を超える「駅ナカ」シェアオフィス誕生!JR東日本が開始するシェアオフィス「STATION WORK」の概要・予約方法・使い方まとめ
今回は、実証実験開始後の体験レポをいち早く紹介したいと思います。
実証実験は11/28 9:00よりスタートしていますが、9:00に無事予約も取れましたので当日中に公開しています!気合入りすぎですね。笑
「JR新宿駅」改札そばにブース型シェアオフィスが4つ出現!人通りは相当多い場所だが防音面は?
体験したのはJR新宿駅のシェアオフィス。
「JR新宿駅」新南口にミライナタワー、ニューマン、バスタ新宿などが出来て利便性がよくなりましたね!
新宿駅のシェアオフィスは甲州街道沿いのJR新宿駅改札そぐそばに設置されています。
改札との距離はこのような感じ。見た目は電話ボックスですね。法人用2つ、個人用2つの合計4つです。
このような感じで設置されています。
事前予約を済ませたら、スマホでQRコードを読み取って入室!結構簡単に入れた!
利用するためには専用サイトで会員登録&予約が必要です。
>>(参考記事)「駅近」を超える「駅ナカ」シェアオフィス誕生!JR東日本が開始するシェアオフィス「STATION WORK」の概要・予約方法・使い方まとめ
そして予約時間になったらシェアオフィスの扉に設置されたQRコードをスマホで読み込めばOK。これだけで入室出来ます。結構簡単でした。
扉を開けるとこのような感じ。
JRのシェアオフィス。室内は1名用完全個室。結構集中できた!
室内はテーブルとソファが設置されている「1名用完全個室」です。
シェアオフィスでは上部が空いた半個室タイプなどもありますが、JRのシェアオフィスは「完全個室」タイプ。
パッと見は狭そうに見えるかもしれませんが、実際に中に入ってみると窮屈さは感じません。ノートパソコンを置くとこんな感じ。デスクにマウスを置いても問題なく作業できました。
正面にはコンセントがあります。
またスマホの充電コードなども。
モニター完備なので大画面で作業したい人には嬉しいサービスですね。
Wi-Fi速度は28M。数値的には思ったより高くないが動画閲覧も含めて実際に使う分には問題なし
WiFiの速度は28Mでした。数値的には「あれ?、こんなものか」という感じでしたが、動画閲覧なども含めて実際に使う分には全く問題ありません。
Wi-Fiは法人用と個人用で分かれていました。法人2ブース、個人2ブースという現状の仕様であれば回線が混み合うこともないでしょう。
足元には暖房機能も!夏場はクーラー?
実証実験は11月からスタートいうこともあり、シェアオフィス内には暖房機能がありました。テーブルの下に暖房のスイッチ。
足元の暖房が設置されています。このあたりはJRの電車を思い出しますね。笑 完全個室のブース型なので夏場はクーラーいれるんでしょうね??
公共交通機関のJRらしくユニバーサルデザインのシェアオフィス
ちなみにテーブルの左端にあるこちら。何か分かりますでしょうか?
傘と杖のマークがありました。確かに傘や杖が掛けれたら便利そうですね。公共交通機関のJRということもありユニバーサルデザインが取り入れらていますね。
人の視線は気になる? 結局JRのシェアオフィスは集中できるの?
人通りの激しい改札付近というこもとあり、人の視線が気になるのでは?という人も多いかと思います。
こちらはシェアオフィス室内から撮影したドア。磨りガラスになっているので外から中が見られることはありません。ということで視線は問題なし!
防音面は?
外部の音に関しては、人の足音や、駅のアナウンスなどの雑踏の音は聞こえますが、完全個室ということもありそれほど気になるレベルではありません。
改札付近であることを考えると結構防音性は高いシェアオフィス空間という印象です。
シェアオフィス室内、及び音の聞こえ方についてはこちらの動画を参考にして下さい。
JRの「駅ナカシェアオフィス」まとめ
今回、新宿駅にある「JRのシェアオフィス」を使った感想としては「結構使えそう!」という感じです。
1人で作業するには問題ない広さであり、また完全個室の磨りガラスなので人の視線や外の音も気になりません。モニターもあるのでノートパソコンと繋げて大画面で仕事をすることも出来ます。
あとは「駅ナカ」をどう捉えるか?駅ナカシェアオフィスの新たな活用方法・利用シーンが生まれるのはこれから?
ポイントはやはり「駅ナカ」ということかと思います。
当然ですが、駅ナカシェアオフィスを使うためには、定期券や切符で駅の中に入らなくてはいけません。
通勤・通学途中、取引先への移動中で早めに駅に着いた、など、そもそも電車を利用している中で、時間も空いたしちょっと使おうかな、というシーンはあるかもしれません。
ただその場合も事前予約性なので空きがどのぐらいあるかは重要です。
「働き方改革」という大きなテーマと「シェアオフィス」は密接に関わってきますが、様々なワークスタイルが生まれる中で、思いもよらない「駅ナカ」シェアオフィスの活用方法、活用シーンが生まれてくるのかもしれません。
当サイトでは日本全国のシェアオフィスに実際に足を運び、体験記という形で詳細に紹介していますので、働き方改革やシェアオフィスに関心がある人はチェックしてみて下さい。
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