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鉄鋼ビルとは?東京駅八重洲に誕生するオフィス、商業施設、サービスアパートメント等の複合施設

鉄鋼ビルって何?東京駅八重洲北口に建つ地上26階建て約135メートルの複合施設の正体は?

戦後初の高層ビル「鉄鋼ビルティング」が66年の時を経て生まれ変わる

鉄鋼ビルの歴史は古く、その始まりは戦後初の高層ビル「鉄鋼ビルティング」です。戦後復興のシンボルとして誕生し、その後も日本の高度経済成長を支え続けた鉄鋼ビルティング。

その鉄鋼ビルティングが66年の時を経て、先進機能の数々を搭載し場所と名称はそのままに生まれ変わることで注目を集めています。事業主は株式会社鉄鋼ビルティング、設計・管理は三菱地所設計、施工は大成・増岡組建設共同企業体という組み合わせです。完成予定は2015年10月末。

鉄鋼ビル_歴史※画像:鉄鋼ビル

オフィスビルとしてはこれ以上ない程の設備仕様となっており、東京駅周辺でオフィスを探されている人だけではなく、オフィスに最高レベルのクオリティーを求める人にとっては候補になるであろうオフィスビルといえそうです。

何かスゴイの? ⇒ 東京駅隣接という驚異の立地 + オフィスビルとしてのハイスペックすぎる設備・仕様

再開発が進む「東京駅・八重洲エリア」。東京駅近くを訪れる度に、まだまだ低かった建設途中のビルがいつのまにかそびえ立つような高さにまで進んでいるケースも少なくありません。

東京駅八重洲口では、三井不動産が主体の「八重洲二丁目北地区(地上45階・2021年完成予定)」や、東京建物が主体の「八重洲一丁目東地区」の再開発(地上54階・2024年完成予定)などもあり高層オフィスビル、及びそれに付随する商業施設などが誕生する予定です。

そんな東京駅八重洲周辺のエリアの中でも抜群の立地を誇るのが「東京駅隣接」という抜群の希少性・話題を持つのが「鉄鋼ビルティング」です。

「東京駅近接」ではなく「東京駅隣接」というのがポイントですね。

2015年10月上旬時点の鉄鋼ビルの様子。手前がサービスアパートメントで奥がオフィス棟です。
鉄鋼ビル

建物概要です。

所在地 東京都千代田区丸の内1丁目8番2号
竣工 平成27年10月末(予定)
主要用途 【オフィス棟】事務所・店舗・貸会議室・駐車場
【にぎわい施設棟】
サービスアパートメント・ラウンジ・フィットネス・
店舗・空港リムジンバス発着場
構造 地下 : 鉄骨鉄筋コンクリート造 地上 : 鉄骨造
階数 地上26階、地下3階、塔屋1階
最高高さ 約135m
敷地面積 7,399.67㎡(2,238.40坪)
延床面積 約117,000㎡(約35,392坪)
基準階貸室
面積
約2,370㎡(約717坪)
天井高 基準階:2,950mm(OA床:150mm)
天井方式 600mm × 600mm グリッド式システム天井
基本
モジュール
3,600mm × 3,600mm
床荷重 一般ゾーン:500kg/㎡
ヘビーデューティーゾーン:1,000kg/㎡
事業主 株式会社鉃鋼ビルディング
設計・監理 株式会社三菱地所設計
施工 大成・増岡組建設共同企業体
駐車場 209台

住所は東京都千代田区丸の内1丁目8番2号。「千代田区丸の内」アドレスです。

鉄鋼ビルは、「オフィス棟」と「にぎわき施設棟」の2棟に分かれており、「オフィス棟」は事務所・店舗・貸会議室・駐車場で構成されます。また「にぎわい施設棟」はサービスアパートメント・ラウンジ・フィットネス・店舗・空港リムジンバス発着場で構成されます。

ちなみに全体のフロア構成は以下のようになっています。

鉄鋼ビル_フロア構成※画像:鉄鋼ビル

メインのオフィス以外に、サービスアパートメント、ビジネスサポート、商業施設、バスターミナルなどが用意されています。オフィス棟については「高層」「中層」「低層」の3つに分けられおり、17つのエレベーターが用意されています。

鉄鋼ビルの6つの特徴

鉄鋼ビルの特徴としては以下の6です。

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①東京駅隣接のベストロケーション

②空港直結のリムジンバス発着場と待合ラウンジを完備

③職住接近の理想を叶えるサービスアパートメント棟

④環境機能と防災機能を高度に最適化

⑤アウトフレーム化による整形・無柱の快適オフィス

⑥エリア初の免震構造ビルディング
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免震についても、関東大震災規模の震災に備えて、地面の揺れが直接伝わらない免震構造を近隣エリアでははじめて採用されています。
オフィスビルの概要については少し長いですがこちらの動画を見る良く分かります。カッコイイです。
https://www.youtube.com/watch?v=MU93biK_yLw

また1階には24時間稼働のリムジンバス発着所があり、羽田空港25分、成田空港へは約75分でダイレクトアクセスできるようになっています。鉄鋼ビルはすぐそばの東京駅によりJR・地下鉄の14路線が利用できますが、それに加えてこれらリムジンバスにビルの1階から直接空港まで行けるのはなんとも便利そうです。

海外や日本各地への出張が多い企業などはこの利便性は尚更重宝しそうです。

交通アクセス※画像:鉄鋼ビル

東京駅隣接でこれだけのスペックなのでオフィス賃料も相当なものだと思いますがどのような賃料設定になるのでしょうか。

オフィス4階の見取り図を見るとなんと450坪もありました。

鉄鋼ビル4階※画像:鉄鋼ビル

地上26階建てのうち、3階から24階がオフィスとなっていますが4階部分はレンタルオフィス大手のリージャスが入っているため、鉄鋼ビルに入居を検討してる人はリージャスが区分した各オフィススペースを使うことで小規模な会社からも利用できるというテクニックもありそうです。

レンタルオフィスは人数によって壁をフレキシブルに調整できる構成にしてあるので、少人数から中規模会社まで入居できるようになっています。またリージャスのレンタルオフィスはデスク・チェア、wi-fi、フリードリンク、受付対応などが予め用意されているのでパソコンさえ用意すればすぐにでも仕事できる環境になっています。
(参考)鉄鋼ビルで展開するリージャスのレンタルオフィス概要

(参考)鉄鋼ビル4階のリージャス丸の内鉄鋼ビルの体験記

※料金等は出ていないので問い合わせの必要がありそうです。

ということで東京駅隣接の「鉄鋼ビル」は、東京駅におけるランドマーク的なオフィスビルとして今後注目を集めていきそうです。東京駅周辺でオフィスを探している人は是非チェックしてみて下さい。

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オフィスサーチ.biz 編集部

日本全国、300以上のシェアオフィスに実際に足を運び、使い勝手などを体験したシェアオフィスマニアが記事を執筆/監修。趣味が高じて宅地建物取引士の資格も取得。当サイトではシェアオフィスの現地取材、詳細な体験レポート・徹底解説記事などでオフィス選びの一助となるコンテンツを発信します。

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